日本でも大きく話題になったアメリカMLBのワールドシリーズ。
大谷翔平・山本由伸・佐々木朗希という3人の日本人選手が、ロサンゼルス・ドジャースのワールドシリーズ制覇に貢献したことは記憶に新しい。
日本では二刀流の大谷翔平が注目されている。
先発投手もでき、指名打者として打席にも立つ。
昨年は手術の影響で投手としての当番は無かったが、指名打者として活躍した。
打者として適性があるなら、投手でなくても指名打者で貢献できる。
しかし、分業制の現代野球で、投手陣が「指名打者」的に登板することは、特にプロの世界ではほとんどない。
かろうじて、高校野球では先発投手が、翌日あるいは翌々日の試合に登板することもある。
とはいえ、プロの世界だ。
登板間隔が厳格に管理されているため、リリーフ専門でなければ連続登板なんてあり得ない。
それを山本由伸投手は、ワールドシリーズという大舞台でやってのけた。
その要因は、あのノートにあるだろう。
ネットでも話題になったが、山本由伸投手は、試合中にノートを書いている。
もちろん、自身の投球や相手打者の特徴や当日の感想などが書き込まれているだろう。
それだけでなく自身の心身の状態についても書いているはずだ。
自分の状態が分かっていなければ、第6戦に先発して、第7戦にもリリーフ登板するなんて選択はしなかっただろう。
会見やインタビューでは言葉を濁していた。
だが、プロなのだから、確信がなければブルペンに行かないはずだ。
いくら緊急だとは言え、無理をして故障してしまっては元も子もない。
ワールドシリーズMVPは当然だろう。
とはいえ、サイヤング賞に選ばれなかったのは、「大きな壁」があるからだろう。
日本人が欧米の社会でいくら活躍しても、欧米人がアジア人を下に見ているのは隠しがたい事実だ。
「日本人なんて活躍できるのか」
始まりはいつも同じだ。
活躍し出すとすぐに手のひらを返して称賛するのは、欧米人の気質とも言える。
大谷翔平選手もすごいが、山本由伸投手の方が末恐ろしい。
短期決戦のワールドシリーズで3勝を挙げる離れ業をやってのけたのだから。
